農業、砂漠化問題などに多大な功績を残した福岡正信さんが亡くなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080817-00000038-mai-soci
『「自然農法」を提唱、実践し、地球環境の緑化活動を続けた福岡正信(ふくおか・まさのぶ)さんが16日、老衰のため死去した。95歳。葬儀は18日午後1時半、愛媛県伊予市市場127のルミエール伊予。自宅は同市大平甲201の2。喪主は長男雅人(まさと)さん。
アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞やインド最高栄誉賞を受賞した。
伊予市出身。岐阜高等農林学校を卒業後、横浜税関植物検査課などを経て20代で帰郷。稲や麦、果樹などを農薬や肥料を使わず自然に任せて栽培する農法を確立した。
粘土に100種類以上の野菜や草木の種を混ぜた「粘土団子」を考案し、アジアやアフリカ諸国などで緑化に使われている。
著書「自然農法わら一本の革命」は多くの国の言語に翻訳された。【松田文】』
「持続可能な農業」に少しでも興味があれば、この福岡正信さんの名前を聞いた事があるはずだ。福岡さんの自然農法を聞いた事がないとすれば、それはもぐりだね。
それくらい福岡正信さんの自然農法は有名だった。
日本よりももしかしたら、海外での方が有名だったかもしれない。
粘土団子とは、自然農法のエッセンスの集積とも言われるもので海外で多く利用されている。
粘土団子のやり方は、先ず次の季節の作物のための百種類以上の種を粘土、たい肥、肥料と混ぜて団子を作る。
これを、自然環境に撒いて放置すると自然の状態を種が察して、より適応しやすい時期に発芽するという仕組みだ。
また、鳥や虫が嫌う薬草などを混ぜることで、損失を防ぐと言うアイディアも盛り込んであるのが特徴。粘土団子は使う土が少なくて済むので、砂漠の緑化にも有効だ。
農業をする人の雑草を除去する手間を省く為に化学肥料を大量に用いていた時代があった。いや、今だってあるだろう。
そのやり方では一時的に収量は増えるかもしれないが、長い目で見ると土地が疲弊し、年々作物の収穫量が減ってくる。
また化学肥料を買うお金で、貧乏な農民は首が回らなくなる。
収穫量は減り、借金は増える。
そんな農民の問題が世界のあちこちで、次々に出てきた。
自然農法や粘土団子はそういった農業問題や砂漠化問題を随分と改善してきたのだ。
フィリピンのマグサイサイ賞は、フィリピン大統領ラモン・マグサイサイを記念して創設された賞で、毎年アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に贈られるアジアのノーベル賞。
福岡正信さんがマグサイサイ賞を受賞しているのは、それだけ海外での評価も高いという事を証明している。
Sustainable Developmentに多大な貢献をした人だ。
自然農法わら一本の革命新版
地球環境問題や途上国の貧困問題がクローズアップされている現在、もっともっと福岡正信さんのニュースを流してほしいと僕は思う。
福岡さんの地球に残した功績は、かなり大きいと思う。
謹んでお悔やみ申し上げます。