海外旅行おいしい話の罠
一昔前、航空機を利用して海外へ書類や小口荷物を配達するクーリエというものがあった。
海外旅行お得情報などに、まだ載っているかもしれない。
クーリエというのは、海外旅行へ行く人に重要な書類などを持っていってもらい、空港で現地の人に渡す運び屋のこと。 税関の手続きの面倒や書類紛失などの危険性が少ない事から、ある程度信用のおける人を選んで運んでもらう。
運んだ人には航空券プレゼントなど某かのメリットがあって、海外旅行する人のおいしい話にもなっていた。
しかし、時代は急激な変化を見せていて、その影響は海外旅行にも及んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090224-00000121-san-soci
『インターネットの闇サイトで運び屋を募り、関西空港に大量の覚醒(かくせい)剤を密輸したとして、大阪府警薬物対策課と関空署、大阪税関関空支署は23日、覚せい剤取締法違反(営利目的密輸)の疑いで、住所不定の東洋大経済学部2年、渡辺恭容疑者(20)と、東京都武蔵野市の無職、大阪絋史容疑者(25)を逮捕したと発表した。
大阪地検は渡辺容疑者らを同罪で起訴した。 府警などの調べでは、渡辺、大阪両被告は昨年11月2日、マレーシアから関空に覚醒剤約990グラム(末端価格約5900万円)を密輸した疑いがもたれている。
府警によると、渡辺被告は昨年10月ごろ、闇サイトで運び屋を勧誘。応募した大阪被告を成田空港からマレーシアに派遣、約15万円の報酬で運び屋をさせたという。
闇サイトでは「海外旅行でお金がもらえる仕事」などと募集。
府警の調べに、渡辺被告は「サイトで15人前後を集めた」と供述しているという。 渡辺被告が通っていた静岡県内の私立高によると、渡辺被告はボクシング部に所属、東海地区の新人大会での優勝経験があり、東洋大でも昨年12月までボクシング部に在籍していた。』
最近はこういう話もあるので、海外一人旅の人はおいしいと思って簡単に話に乗らない事。
税関をくぐる危険だけやらせて、もし依頼した海外一人旅の貴方が捕まれば自分はドロンするというケースだ。
このニュースは日本だけど、海外で捕まったら死刑の場合だってあるからね。
一生を棒に振らない為にも、見ず知らずの人からのおいしい話には乗らない事です。