サウジアラビアと女性の地位

> サウジアラビアでは画期的 
 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120106-00000081-jij-int

 
『【カイロ時事】サウジアラビアのアブドラ国王は6日までに、女性用下着販売店での男性の就労を禁じる国王令を布告した。

 「男性から下着を買いたくない」と訴える女性の要望に応えたもので、歓迎の声が上がっている。 

  サウジは厳格なイスラム教国女性の社会進出は「男女接触の機会が増えてトラブルが起きる」と懸念され、制限されてきた。

  このため、不特定多数の客と接する店員はどこも男性ばかり。

  しかし、男性店員の前で下着のサイズやデザインを品定めするのに二の足を踏み、女性店員のいる海外で購入するケースもあった。 

  ラジオ局で働く女性記者は英BBC放送に対し「長い闘争で当局はようやく目覚めてくれた」と歓迎した。ただ、イスラム教聖職者は早くも「大問題が生じる」と警告。

 「女性の社会進出」に警戒は強い。 

  一方、今回の措置で4万人以上のサウジ女性に雇用の機会が生まれる。7月からは化粧品販売店でも男性の就労が禁じられる予定だ。』


   以前、サウジアラビアの女性下着店が女性店員に代わると言う記事を載せた。 
      サウジアラビアと仕事の難しい関係  


  これがサウジアラビアで遂に実行に移されたというニュース。 

  サウジアラビアイスラム教の中でも厳格なワッハーブ派で、女性が不特定多数を相手に接すると言う事が気にくわないらしい。女性が働く事を極端に嫌っている。

  同じイスラム教を国教としていても、マレーシアなどは未婚の男女が一緒に歩いていたり、女性も色々な所で働いている。

  イスラムの世界でもイスラム教の捉え方や国の運営の仕方で、女性の地位は大きく違っている。  

  但し、さすがのサウジアラビアでも女性の下着を売る店は女性店員の方がいいと考えたらしい。 女性の立場からすれば、男性の目を気にしながら下着を選ぶというのは心地よいものではないだろう。世界を見ても基本は女性店員ではないかな?  

  お金持ちのサウジアラビアの女性は海外に出て、下着を買って帰るとも言われていた。
 
  これでサウジアラビアでも少し女性の門戸が開かれた感じだね。 

  但し、イスラム厳格法学者の中には、未だに女性の社会進出に危惧を抱いている人もいるらしい。

  最初はサウジアラビアの女性は働いた事がないから商売と言う感覚はないだろうし、店員を教育するのにも時間がかかるかもしれない。  

  男女平等を掲げ、会社側が雇用に際しても男女の希望を明記する事が問題とされ始めた日本人の目からすると、どれだけ遅れているんだと思うかもしれない。と言うか、今までの男性販売員だけの世界が想像できないだろう。


  でも、僕はサウジアラビアほどイスラム教が厳格でないパキスタンでさえ働く女性の姿を見なかった経験があるから、サウジアラビアで女性が働けるようになったと聞くと、時代の変化を感じるんだよね。  


  と言っても、まだ女性の下着店や化粧品店限定。

  ここには載っていないけど、女性下着店に男性顧客は入れるんだろうか? 男性は就労は禁じられても、顧客としてならOKということだろうか? 

  それがOKなら、サウジアラビアで女性が知らない男性と接触できる場所になる。

  この女性店員がサウジアラビアで少しずつ女性が社会進出するきっかけになるか? 
  それともイスラム法学者の反対によって、元の木阿弥になるか?  

  ぜひサウジアラビアの女性下着店の1年後の様子もレポートしてほしいですね。

posted by 世界好奇心 at 12:58 | 中東・アラブ