宗教批判のタブー

宗教批判は大きな代償を支払う


  宗教問題は簡単に国境を越える。
  マスメディアが発達した現在では、情報はすぐに世界を駆け巡る。


  宗教は個人によって違っている。
  信仰の深さも人それぞれだ。 

 
  イラクアメリカ軍兵士が、イスラム教聖典コーランを的にして射撃練習を行った事がバレ、大騒ぎとなった結果、少将が謝罪するという事件があった。


  日常生活にまで宗教が取り込まれているイスラム教を信仰する人々にとっては、重大事件だろう。

 
  イスラム教を信仰していない者にとっては、何でもないタダの物であるかもしれないが、イスラム教徒にとっては大切な経典である。


  そういう相手の文化を理解していないと、大変な事に発展する。

  スンニー派、シーア派など分かれていても、イラクの人々の大半はイスラム教徒

  このアメリカ兵士の行いには、ほとんどのイラク人が不快感を感じた事だろう。

  

  所変わって、デンマーク

  2月にデンマーク各紙がイスラム教預言者ムハマンド(マホメッド)を風刺した画を掲載して、世界のイスラム教徒の間で問題になったらしい。


 そして今回の事件

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080602-00000091-jij-int

 『【ニューデリー2日時事】
   パキスタンのイスラマバード中心部にあるデンマーク大使館前で2日、自動車爆弾によるとみられる強力な爆発があり、救急当局者によると、少なくとも8人が死亡、約30人が負傷した。

   警察は大使館を標的にしたイスラム過激派によるテロとみている。

 
   死亡したのは警備員らパキスタン人7人とブラジル人1人。パキスタンでは、複数のデンマーク紙が今年2月にイスラム教預言者ムハンマドの風刺画を掲載したのを受け、各地で抗議デモが起きた。

  
   警察当局は、テロは風刺画掲載への報復の可能性があるとして調べている。

 
   爆発は大使館のビザ(査証)発給施設につながる門の前で発生。道路には巨大なくぼみができた。大使館の主要施設に大きな被害はなかった。地元メディアによれば、大使館そばには国連開発計画(UNDP)の事務所があり、施設に被害が出た。


   問題の風刺画は、爆弾の形をしたターバンを巻いたムハンマドを描いたもの。

   デンマークの新聞が2005年に初めて掲載し、イスラム教徒による激しい抗議行動を世界各地で引き起こした。 』

 


   海外にいると自分とは関係ない事で、トバッチリを受ける事がある。


   この爆弾テロの理由がデンマーク各紙の風刺画によるものだとすれば、正にその典型的な例だろう。


   わざわざデンマーク大使館前で行われたという事はその可能性が高いけどね。



   その場合、パキスタンデンマークの国際関係に抗議というより、自分の信じる宗教が侮辱された事によって引き起こされたという事である。


  

  自分の宗教が侮辱されたからと言って、爆弾テロなどの暴力手段に訴えると言うのは決して容認できる事ではないけど、デンマーク紙のようにわざわざ人の大切な部分をけなす必要もないと思う。


  人生の指針となっている宗教を批判する事は、その人の人生の否定にも繋がりかねない。


  宗教を風刺するだけでも、気をつけないと、思わぬ代償を払わなければならなくなるかもしれないという事だね。

posted by 世界好奇心 at 14:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | gidoのコラム
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