今度は僕のアメリカ入国物語で〜す。
こんな事もありましたという事で(笑)。
さて、僕も入国審査を受けなければならない。当然だよね。僕だけ優遇してくれるなんて事はない(笑)。
案の定、長い列に待たされる。30分くらいは待たされただろうか。いい加減うんざり。しかし、これでもまだ良い方なのかもしれない。
重い手荷物を持って僕は待っていた。その荷物を持っていた手に、突然何やらぬるっとしたものを感じた。
えっ、何??
そちらを見る。犬がいた。その隣には黒い制服を着た女の係官が・・・。
犬は僕の荷物をしきりに嗅いでいる。ちょっとビックリしたけど、それほど動揺はしなかった。けっこう場数を踏んできたので慣れてきたかな?
でも、こんなん慣れたかないけど・・・(汗)。でも何で僕のバックに???
女性の係員が僕のバックの中をチェックし始めた。その間、列に並んでいる人がみんなこちらを見ている。こいつなんか持ち込んだのかって感じで。僕もこういう風に調べられるのは初めてだ。
正直、良い気分ではない。
麻薬なんて持ち込んでいないけど・・・。どうして??? かわいい顔をした犬だったけど、なんたる厄病神。初めて海外に行った人だったら、けっこうビビるよ。
チェックが終わって、係員は「Thank you」と言って立ち去った。実はあの犬、麻薬犬ではなく、生もの持込チェック犬だったのだ。そう表示した布を着せられていた。
でも、調べられている時は全然気付かなかった。(汗)
僕はクッキーとかチョコレートを入れていたのを思い出した。けれど、それらは加工品だった為か、何もお咎めなしだった。
でも、良く見ていると、他の人は果物か何か没収されていた。最近は麻薬よりも生鮮食品流入に力を入れているのかな?
さて、入国審査。
一列に並んでいたのが、直前で一人一人審査する場所を割り当てられる。僕の指定された所はアジア系の顔をした係官だった。前の人が終わるのをじっと待つ。
しかし、前のアジア系カナダ人は、何やらえらく色々言われている・・・。カナダ国籍を持っている奴でさえこうなのか・・・。僕は色々質問される事を覚悟した。
いよいよ僕の番になった。パスポートと入国審査用紙と税関用紙を渡す。入国審査用紙を見て、「お前はメキシコにいるのか」と言ってスペイン語に切り替わった。
シカゴにはラテン諸国から多くの人が来るらしい。でも、まさかアメリカで、アジア系の顔をしたイミグレ係官にスペイン語で質問されるとは思わなかったな。
それから色々と指示をされる。アメリカ入国は面倒臭い。
機械の上に左手の人差し指を置いて指紋を取る。それが終わると今度は反対の右手。それからWEBカメラで顔写真を撮られる。正直、あんまりいい気はしないが、全員やられるので仕方ない(涙)。
それでも堅物のおやじかと思っていた係官は、時折冗談も交えながらすぐにパスポートにスタンプを押して寄越した。良かったぁ。
こうして僕は無事、アメリカに入国したのでした。チャン、チャン。
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