日本も二重国籍OKになる???
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000070-san-pol
『ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎米シカゴ大名誉教授が米国籍を取得していたことを機に、自民党法務部会の国籍問題プロジェクトチーム(PT、座長・河野太郎衆院議員)は10日、二重国籍を認めていない国籍法改正の検討を始めた。
南部氏はすでに日本国籍を喪失しているが、ノーベル賞受賞が思わぬ波紋を広げたようだ。
国籍法11条は二重国籍を原則認めておらず、出生地で国籍を決める「属地主義」の米国などで生まれた日本人は22歳までにどちらか一方の国籍を選択することになっている。
外国籍を取得した人はその時点で日本国籍を自動的に失うが、地方法務局に届け出なければ、戸籍はそのまま残る。個人情報を外国政府に照会することはできないため、実態把握は難しいが、法務省では、外国籍取得者の約1割しか届け出ていないとみている。
日本に戸籍が残っていれば、旅券取得や選挙の投票などが可能となり、犯罪に利用される懸念がある。一方、国際結婚などで政情不安な国の国籍を取得した人には日本国籍を残しておきたいとの思いも強い。
法務省は法改正に慎重だが、PTでは「正直者と有名人がバカを見る制度だ」(河野氏)、「二重国籍を積極的に認めた方が日本人が世界に雄飛しやすい」(猪口邦子衆院議員)など改正論が根強い。
PTは二重国籍の実態や問題点を洗い出していく方針だが、国籍は「誰が日本人か」という国家の根本問題だけに論争を呼びそうだ。』
国籍は一つというのは常識だと、国籍法11条で日本人は洗脳されてきたが、実は世界には二重国籍者なんていっぱいいる。
それどころか、メキシコのように一度メキシコ人になったら、その国籍を捨てたくても捨てさせない国だって幾つかあるんだよ。
国際結婚などで現地に住むには現地の国籍に変えた方がいいだろうけど、なかなか日本国籍を捨てられないのも事実。
先進国ならまだしも、途上国の国籍にしてしまったら、海外移動だけでもビザの取得など面倒な手続きが生じる可能性がある。
先進国の場合だって、ずっとその国で働き、その国に住む予定ならその国の国籍を取った方が良いに決まっている。
年金などの問題だって絡んでくるからね。
それにこんな問題も

外国人参政権と国籍新版
猪口議員の言っている「二重国籍を積極的に認めた方が日本人が世界に雄飛しやすい」のは事実である。
日本国籍者は、二重国籍、つまり他の国籍を持っていないと思っているかもしれなけど、はっきり言ってそんなのありえない〜。
ただ、無知なだけなんだよね〜。
合法的に二重国籍になる場合を、ちょっと説明してみよう。
例えば、メキシコ人と日本人が結婚した場合、メキシコに出生届を出せばメキシコ人になる。でも、片親が日本人なので日本国籍も保有しているよね。
そして、その子が22歳になった時点で日本国籍を選んだ場合、合法的に二重国籍者になるんだ。
なぜって?
先ほど、述べたように、メキシコは自国の国籍を捨てるのを認めない国だから。
本人が日本を選んだので、日本政府としては日本国籍を当然与える。
そこでもう一つの国籍は放棄のようになるはずだけど、それはあくまでも日本政府の考え。メキシコのように一度、自国民になった国籍を捨てるのを認めない国に言える話ではない。
ここで日本政府が相手国に、日本国籍取ったから捨てるように強制できるだろうか?
日本政府の考えと言うか日本の国籍法は、あくまでも日本人だけに適用できるもので、メキシコ政府のような外国政府に日本の国籍法を強要できる話ではない。まあ、当然だよね。
というわけで、メキシコ人と日本人との子供で日本国籍を選べば、合法的に二重国籍者になるんだよね。
まあ、途上国などで戸籍などがいい加減な国だと、もっともっと色んな方法で二重国籍者になっていると思う。
大体、この国籍法に関しては政治的判断からか、日本政府はよくわからん事やらかしているし。
それはご存じのとおり、ペルーのフジモリ元大統領の件。
日本滞在の理由の為か、フジモリ氏は日本人という扱いにした。
しかし、よく考えればペルーという一国の最高権力者である大統領にまでなった人物を、後から「実はフジモリ氏は日本人です」と言う事ができるのか???
国籍法改正前とかの諸事情をうまく利用した感じだが、常識的に考えればおかしい。
それだったらペルー大統領時代のフジモリ氏をペルー人として敬意を払っていなかったのかという事になる・・・。
それにペルーでは二重国籍者が大統領になるのを禁止していたみたいだったしね。はっきり言って矛盾だらけだった。
ただ、国籍法を変えて日本も二重国籍を認めてしまえば、こんな問題はなくなりますけどね。
どちらがいいんでしょうかね?